皆様こんにちは!アニオタです。本日は、 2023年に放送されました ねことうふ原作の「お兄ちゃんはおしまい!」のレビューをいたします!
ネタバレもあります!最後までぜひ読んでいってください!
「お兄ちゃんはおしまい!」のあらすじ
妹に怪しい薬を飲まされた緒山まひろは女の子の体になってしまう。飛び級で大学に進学した妹の緒山みはりの実験としてまひろは女の子の体のまま生活することになる。
Wikipediaより引用
「お兄ちゃんはおしまい!」の感想
ぬるぬる動く!ストーリーそっちのけで見ても面白い!
「お兄ちゃんはおしまい!」、略して「おにまい!」は、ストーリーは女の子になってしまったかわいいまひろを、ちょいちょいセンシティブ表現をはさみつつもみはりと一緒に愛でる作品!というイメージがありますが(偏見では)、それだけじゃないんですよ!いや、むしろそれを無視してもいいレベル!「アニメーション」としての楽しさがいっぱい詰まってる作品なんですよ!
まず何と言ってもエンディング!すごいぬっるぬる動く!魚眼レンズで映されたようなシーンがありますが、よく考えてください・・・イラストで描くのでも難しくないですか・・・?風景とかは魚眼定規というものが最近CLIP Studioに追加されて話題になっておりましたが、その中に人物を描くとなると作画カロリーは大変なものになります。イラストだけでもそうなのに、動いてるんですよ・・・!何を見せられているんだ・・・という気持ちになりました!(語彙力が足りない)
エンディングは本編とは少し違うテイストのキャラデザなのですが、オープニングは本編と同じテイストでこちらもぬるぬる動きます!オープニングはカメラの動きがダイナミックなんですよね!まひろとみはりがバナナボートに乗ってるところや、まひろがアップでくるっとするところもよく見るとめちゃくちゃ動いてるんですが、朝日が怪獣として登場してからはもう怒涛の勢いでカメラが動く・・・!画面の切り替えも凝っていて、まひろが倒れる⇒みはりがくるっとして切り替わるところも個人的にかわいくて好きです!
もちろん本編も動きます!アクションアニメが動くのは、すごいはすごいですがある程度必然性があると思います。ですが「おにまい!」のように日常作品でよく動く作品を見ると、そこに期待して見ていたわけではないのでなんだかお得な気分になりますね!こういう作品はとても好きです!
ストーリーも面白い!兄妹の絆を感じる
まひろはみはりによって女の子にされてしまったわけですが、それでもみはりのお兄さんなわけです。基本的にはぐうたら引きこもり生活をしているまひろですが、時折見せるお兄さんな一面に、みはりとのいままでの絆を感じてとても良かったです。
みはりがあまりにも優秀だったことによってまひろはひきこもりになってしまいましたが、それでもみはりにあたったりするわけじゃなくて引きこもる、というのが、なんだか優しさを感じてしまいます。人格とこういうのを切り離して考えられるのは優しい・・・。
みはり、かえでちゃんにお兄ちゃんについて学校で話していたということを暴露されてましたが、多分普通にほめてたんですよね。ブラコンなみはりとてもかわいいなと思いました!
原作より盛られるキャラクターたち
「おにまい!」は、原作の段階でも大変かわいいですが、少し原作とキャラクターのデザインが変わっています!キャラクターの髪の毛にインナーカラーのような差し色が追加されているのが、最近の流行?に合っていて、とても目を引きます。
あと、他にも盛られている箇所がありまして・・・。そう・・・作品内で巨乳という設定のキャラクターたちの胸部ですね・・・!もともと内容が少しセンシティブな部分もあるので、いわゆるきらら系と似たようなほっこりとした作品と思って見てしまうと少し面食らってしまう可能性もありますが、原作がもともときらら系じゃないですしね!アニメーションは、原作の特徴をより強調した作品になっっていると感じました。かえでちゃんはとくに・・・!まひろが中学生くらいになってしまったので、「中学生から見たお姉さん」っぽさも出ていてあれはあれでよかったのではないかと思います!原作と比較して、このキャラがこうなったのか・・・と楽しむのもいいかもしれませんね!
中学生ズのわちゃわちゃも好き!
もみじ、朝日、美夜ちゃんの中学生メンバーのわちゃわちゃもかわいくていいですね!美夜ちゃん、あまりにも欲望に抗ってなくて好きです笑
そこに精神年齢も上でしかももともと男の子だったまひろが混じっている。でも、へんに気を遣うことなく日常を過ごしていたのは、三人が単純にいい子だからなんだと思います。変にスクールカーストとか気にしてないし、仮に三人が男の子であったとしても、性格もさほど変わらないで過ごせそう。あんな友達が一生の友達になるんだろうなぁ・・・。
クリスマスの無言表現が素晴らしい
9話の「まひろと年末年始」で、クリスマスまひろ、みはり、かえで、もみじのクリスマスの様子が伺えるのですが、途中でセリフがなくなってキャラクターの様子だけの部分があります。
視聴者はキャラクターの様子を見ているだけなんです。なんですけど、これまでのストーリーの積み重ねと映像のクオリティの高さによって、キャラクターの感情がひしひしと伝わってくるんですよ!なんなんだあのシーン!もみじがめちゃくちゃかわいかったなぁ・・・。
銀山温泉うらやましい
超おまけ感想ですが、みんなで行ってた温泉、どう見ても銀山温泉ですよね?よくSNSでも雪景色が話題になってますよね。
いいな・・・純粋にうらやましい・・・。生きてるうちに一回は訪れてみたいですね・・・。
1番好きなキャラクターは「緒山 まひろ」
一番好きなキャラクターは妹に女の子にされてしまった主人公、「緒山 まひろ」です!
女の子になってしまうキャラクターって、だいたいはもともとの姿が描写されている作品のほうが多いと思うんですよね。このキャラクターが、性別がかわるとこんなに激変する!みたいな表現のほうが多いと思うんです。ですがまひろはスタートの段階で女の子の姿なので、もともとの姿ははっきりとは描写されておりません。ちゃんと表現されてないからこそ、変ないやらしさとかは全くなくて、センシティブではあるんですけど不快にさせるレベルではない、絶妙な塩梅で視聴者も楽しめる作品になっていると思います。まひろがそもそもそんな癖のある性格じゃないというのもあると思います。
あと、まひろ普通にかわいいんですよね・・・。女の子としてずっと生活してきた人間だと、女の子ってこういうことが恥ずかしいってことも慣れである程度気にせず過ごせるようになってると思うんです。ですがまひろは突然女の子になってしまったせいで、女の子ってこんなに色々大変なことがあるのか、こんなに気を付けなければいけないことがあるのかと一気に知識を得たことで、そのことについて過剰な反応をしていて逆に誰よりも女の子らしいキャラクターになっている気がします!
「お兄ちゃんはおしまい!」はこんな人におすすめ
- ぬるぬる動くアニメーションが見たい方
- 日常系のアニメをお探しの(少しのセンシティブ表現なら耐えられる)方
繰り返しにはなってしまいますが、少しのセンシティブな内容があるので人を選ぶ可能性はあるのですが、それに耐えうる方には、アニメーションの面白さが詰まってるので全力でおすすめできる作品です!
個人的見解ですが、エンドカードに米山舞先生のイラストが出てきた時点で「これは本気の作品だ・・・」ってなりました!笑
さいごに
ご一読いただきありがとうございました!
今後も様々な作品のレビューをしてまいりますので、次回もよろしくお願いいたします!
今回紹介した「お兄ちゃんはおしまい!」は、以下から視聴可能ですので、ぜひ皆様も一度ご覧ください!