皆様こんにちは!アニオタです。本日は、 2018年に放送されました白鳥士郎原作の「りゅうおうのおしごと!」のレビューをいたします!
控えめですがネタバレもあります!最後までぜひ読んでいってください!
「りゅうおうのおしごと!」のあらすじ
玄関を開けるとJSがいた――「やくそくどおり、弟子にしてもらいにきました!」16歳にして将棋界の最強タイトル保持者『竜王』となった九頭竜八一の自宅に押しかけてきたのは、小学三年生の雛鶴あい。9歳。「え? …弟子? え?」「…おぼえてません?」覚えていなかったが始まってしまったJSとの同居生活。ストレートなあいの情熱に、八一も失いかけていた熱いモノを取り戻していくのだった。
dアニメストアより引用
映像について
「りゅうおうのおしごと!」を制作したのはproject No.9。「ロウきゅーぶ!」を制作した会社です。
ロr・・・いや、かわいい幼い女の子を描くのが得意な会社・・・なのか・・・?今回紹介する「りゅうおうのおしごと!」も、なんだか幼い女の子の描写にこだわりを感じるんですよね・・・。ぷにっとしたほっぺたに、きらきらの大きな瞳。手の小ささやもちもちした感じが本物女児を見ているような感じがあります(アニメなので表現としては強調されているとは思うのですが)。
原作のライトノベルのイラストとアニメのイラストを比べますと、いわゆる萌えを意識した絵柄に寄っている気がいたします。個人的には原作があるものは原作に寄せてくれたほうが嬉しい派ではあるのですが、こういう方が多くのアニメファンに受け入れてもらいやすいというのはあるかもしれませんね。気軽に見られるアニメ作品、という感じがして普段からアニメを見ている方には受け入れやすい映像品質だと感じました!
「りゅうおうのおしごと!」感想(ネタバレひかえめ)
預言書と話題に
藤井聡太さん(段位を書くと速攻更新されていってしまうのでさん付けで)が毎日ニュースで取り上げられていた時期に、今回紹介する「りゅうおうのおしごと!」は預言書として話題になっておりましたね!当時は、10代で将棋界でここまで活躍する人物はおりませんでしたから。
なんなら現実が創作を追い抜く謎現象が起きてしまっていて、事実は小説よりも奇なり、とはまさにこのことだなぁと感じました。
将棋のルールを知らなくても深く考えず楽しめる作品
主人公は、若くして竜王の座にいる九頭竜 八一。彼のもとに雛鶴 あいが弟子入りを申し出ることで物語が始まります。
将棋の話といっても、これを見たから将棋のルールをすべて理解できるという作品ではなく、将棋の世界ってこんな世界ということを簡潔に教えてくれる作品という印象です!本当に偏見の塊なのですが、個人的にぱっと思いつく将棋のイメージを述べろと言われましたら、縁側でご年配の方が庭を眺めながらやっている風景を想像します。それくらい、なじみのない人には未知の業界というイメージでした。
ですがこの作品を見て、将棋は子どもでも大人でも楽しめる、熱くなれる競技なんだなぁと感じました!女流棋士とプロ棋士との段の差などもわかりやすく、棋士界隈でも、今後女性の活躍も期待したいなと感じました。ニュースとかではお見受けしませんが、「りゅうおうのおしごと!」に登場する女性陣のように、真剣に研鑽をして技術を日々向上させている女性たちのたくさんいるんだろうなぁ。
将棋界隈、最近は藤井聡太さんの活躍によってだいぶ周知されてきましたけどね!創作の世界の話が現実に越されるって、ある意味人間の進歩と言ってもいいのかもしれません!
幼女の表現にこだわりを感じる
先ほど映像についてでも言いましたが、幼い女の子の表現に謎のこだわりを感じましたね!
というか10代後半の男性の周りにこんな幼女たくさんいることあります!?笑いくらプロの棋士だとわかっていても、勉強会で男性の一人暮らし(一応あいちゃん住んでるけど)の部屋を勉強会で使いますか?親御さん・・・!もう少し危機管理を・・・!!
なんだか保護者目線で熱くなってしまいましたが、性格が多種多様な幼女がいる、幼女を微笑ましく見守る謎の作品でしたね!少し調べたところによりますと、原作はもう少し将棋にフォーカスした作品のようですので、これはアニメの制作会社のこだわりって感じなんですかね!かわいい女の子を見るのが好きな方には刺さると思います!
女性陣の強さ
これも、もしかしたら原作はもう少し違うのかもしれませんが、アニメについては、主人公の九頭竜 八一よりも、それを取り巻く女性陣の葛藤や精神の強さの表現が際立っていたなと思います。
とくに、年齢的に崖っぷちだった清滝 桂香さんの成長は目まぐるしかったですね!本人がそもそも強かったのかもしれませんが、八一の竜王防衛戦で苦戦している姿を見て、力になってあげたいと必死だったことで成しえた勝利という感じでした。猪突猛進で勝手に強くなる人もいますが、個人的には他人を思いやることで強くなっていくキャラクターはとても好感が持てました!
主人公も、もう少し将棋で自力で真剣に戦っている表現があったらよかったなと少し残念に思いました。前半もあいちゃんに助けられ、後半竜王防衛戦に入ったらメンタル崩壊してましたからね・・・。原作ではやっぱり違うんでしょうか・・・!
未成年と結婚式をするな
結婚式ではないんですけどね・・・!ないはずなんですけどね・・・!なんだか披露宴会場のような場所で師弟としてのつながりをお披露目していてちょっと笑ってしまいました。
あいちゃん、多分嫁としても申し分ないと思いますけどね・・・!でも駄目ですよ!!
一番好きなキャラクターは「雛鶴 あい」
一番好きなキャラクターは「雛鶴 あい」ちゃんです!小学4年生で、年齢不相応の高い将棋技術と集中力を持っている女の子です。
弟子として八一のところに来たはずですが、もう住み込みの家政婦さん・・・いや嫁みたいな状態になってましたね!一途なあいちゃんのキャラクター性を表現するための描写だったのかもしてませんね。本人がいいならいいけど、八一・・・もう少し自分で努力しよう・・・。八一も普段の落ち着いた性格はとても好きなんですけど、隣に大天使がいるとそっちに目が行ってしまう・・・!
あいちゃんは将棋に対しても天才的な才能を発揮していて、驚異的な集中力でしたね・・・!「こう・・・こう・・・」ってずっと言っているところはすごい気迫がありました。と思ったら普段は年相応の幼い表情を見せて、表情がころころ変わるかわいいキャラクターだなぁと感じました!
「りゅうおうのおしごと!」はこんな人におすすめ!
- 将棋のルール以外のあれこれが知りたい方
- かわいい幼い女の子が見たい方
- 藤井聡太さんの活躍を見て将棋に興味を持ったけど雰囲気だけ知りたいという方
やはり、この駒がこういう風に動いて、こういうルールがあって、という知識を得る作品ではなく、将棋に命をかけている人々の熱意に触れる作品という印象でした!原作は違うのかな、結構な巻数が出ている作品なので、アニメだけで満足できなかった方は原作を読んでみてもいいかもしれませんね!
さいごに
ご一読いただきありがとうございました!
今後も様々な作品のレビューをしてまいりますので、次回もよろしくお願いいたします!
今回紹介した「りゅうおうのおしごと!」は、以下から視聴可能ですので、ぜひ皆様も一度ご覧ください!