皆様こんにちは!アニオタです。本日は、2019年・2022年に放送された伊藤いづも原作の「まちカドまぞく」のレビューをいたします!
ネタバレもあります!最後までぜひ読んでいってください!
「まちカドまぞく」のあらすじ
家族と共に家賃の安いアパートに住む女子高生、吉田優子は、幼い頃から病弱で家がとても貧しいこと以外、ごく普通の女子高生を自認していたが、ある日角としっぽが生えて闇の一族「まぞく」としての力に覚醒する。優子は、母親から自分がまぞくの血筋であることを知らされ、シャドウミストレス優子という活動名を授かり、ハニワの置物に封印されていたメソポタミア文明時代のご先祖(リリス)からは、光の一族の巫女(魔法少女)を倒すという使命を任せられる。吉田家が貧しいのは永きに渡る光の勢力との戦いに敗れ続けた結果であり、出稼ぎから帰ってこないとされている父親も、実は魔法少女によって、吉田家で机代わりになっているミカン箱に封印されていた。
しかし生まれつき病弱で、人並み以下の戦闘能力しか持たないシャミ子は、近所で偶然見かけた魔法少女の千代田桃が、走ってきたダンプカーを片手で受け止めるのを目の当たりにして戦意を喪失する。シャミ子は、クラスメイトの佐田杏里の紹介で、桃が同じ高校の生徒であることを知らされ戦いを挑むが、ドジで虚弱なシャミ子と、既に世界を救った経験もあるという桃では、勝負の体裁にすらならず、おまけにシャミ子というあだ名をつけられた。それ以来、シャミ子は桃との勝負やまぞくとしての務めに悪戦苦闘を重ねて、桃に借りを作り続ける毎日を送っていた。不本意ながら宿敵であるはずの桃と次第に親しくなっていくシャミ子だが、実はシャミ子と桃の間には先代からの因縁があり、シャミ子が生まれつき病弱な理由、吉田家の父親がミカン箱に封印されている理由、桃が探している義理の姉の行方、近所の商店街で人気のゆるキャラの出自、シャミ子のアルバイト先の人々……といった様々な事柄は、全て一つの線で繋がっていた。
真相を求める探索の最中、精神世界で危機に陥ったシャミ子の元に駆けつけるため、桃は一時的に闇の魔法少女へと闇墜ちするが、そのことで桃の力は弱まってしまう。自分の出生の秘密や桃との因縁を知り、そもそもミストレス(女帝)を名乗っているのに独りで戦うのはおかしいという周囲からの突っ込みを聞き入れたシャミ子は、手下を増やすためにも、桃と共に、闇と光の両面から多魔市の平和を守るため協力し、ゆるやかな日常生活の傍ら、さまざまな困難を解決していくことになる。
Wikipediaより引用
映像について
今回紹介する「まちカドまぞく」を制作したJ.C.STAFFは、もう老舗ですね!制作作品がずらっと並んでいる・・・。最新の技術をふんだんに駆使して・・・という作品というよりは、原作により忠実に、ファンも納得の作品を多く作成している、という印象ですね。
個人的に思い入れがある古い作品は「ちっちゃな雪使いシュガー」と「スパイラル -推理の絆-」です!
ブロッコリー作品にめちゃくちゃはまっていた時期がありまして、ブロッコリーといえばデジ子、デジ子たちはコゲどんぼ先生がキャラクターデザインをしておりまして、「ちっちゃな雪使いシュガー」はデジ子たちと同じコゲどんぼ先生がキャラデザの原案をしていたんで見ました!本当に古の記憶・・・。
「スパイラル -推理の絆-」は、個人的ガンガン系が一番盛り上がってた時期の作品という印象があります!ボール(?)が当たってガラスが割れたときに破片が手前か奥、どちらに飛び散るかとかあったな・・・懐かしすぎて頭禿げそうだ・・・。
現在は「シュガーアップル・フェアリーテイル」を制作しておりますね!絵柄がきれいなので見ております!ちょっと昔の、女児向けのドロドロした作品っぽくて日朝とかに放送してほしい・・・そしてひねくれた性格の女の子を育成してほしい・・・(自分で言っててよくわからなくなっている)。
「まちカドまぞく」の感想
まぞくだけど・・・全然悪くない!
まぞくって聞くと、やっぱり悪いことをする種族ってイメージが強いですよね。RPGやファンタジー小説などで敵としてよく出てくるような、ほっとくと世界に悪影響がある存在というのが一般的な認識です。
ですが、今回紹介する「まちカドまぞく」でのまぞく(魔族)は、人間社会に完全に溶け込んでいていて、よく見ると動物が動いてたり(?)人間に角が生えてたり(?)ケモノ耳が生えてたり(?)くらいで、悪事を働くような種族ではありません。平和だ!
なんならシャミ子に関しては属性は闇でも、性格は光ってくらいいい子です!日頃の日常生活で荒んだ心が浄化されていくようだ・・・。
基本は日常パート。時々シリアスパート。
基本的にはきらら系作品らしい、女の子の仲良しな日常生活を見る作品なのですが、シャミ子が他人の精神世界(?)にダイブするような回はそこそこシリアス、というか魔法少女・魔族という存在について深掘りされます。「まちカドまぞく」の作品の特徴なのですが、なんか魔族がいる!角かわいい!けも耳かわいい!だけでは終わらず、しっかりとしたバックグラウンドが存在していて、伏線があって、ストーリーの見ごたえも考察がいもある、中身がぎっしり詰まった作品だと思いました。かわいいキャラクターに圧されそうになるけど!かわいいだけじゃないですよ!
まぞくが魔法少女の血を得て力を取り戻すと魔法少女が弱体化する設定は、初見のときちょっと不安になりました・・・。日常パートが平和!幸せ!って印象が強いだけに、ちょっとでも不穏な空気が漂うと「やめてくれ・・・やめてくれ・・・」って気持ちが・・・。でもこれも作品の魅力になってるのかもと思います。
シャミ子と桃の関係が尊い!
まぞくの力が魔法少女によって封印されていることでシャミ子の家庭は貧しい暮らしを強いられており、まぞくとしての力を取り戻すために桃と対峙します(といってもわちゃわちゃしてるだけ)。本来は敵同士なのですが、一生懸命なシャミ子の様子に桃はもっと仲良くなりたいと思うようになります。
1期終わり~2期冒頭当たりの、各々の勘違いがとてもかわいかったですね!特にここのシーンは桃がめちゃくちゃかわいい。シャミ子に遊びに誘われたと思っておしゃれしてる!勘違いが解けた時のしょんぼり具合も合わせて好きです。
二人の関係、敵のようでなんだかんだお互い支え合っていて、街を守りたいという思いは魔法少女もまぞくも関係ないんだなぁと感じました。余談ですが、舞台になっている多摩市は都心からもそんなに遠くないので聖地巡礼もしやすそうですね!
桃の変身シーンの右下に時間が出ているのが毎回笑ってしまう
みかんが過去に桃の変身についてかわいいといじり倒した結果、桃は魔法少女の衣装に変身する際に爆速で変身するようになってしまいました。その早さなんと0.01秒・・・。
桃の貴重な笑顔も見られる普通にかわいい変身シーンなのに、時間表示が出てるだけでなんか面白くなっちゃいますねw
1番好きなキャラクターはシャミ子!
一番好きなキャラクターは、シャドウミストレス優子、通称シャミ子こと「吉田 優子」ちゃんです!ポンコツかわいいまぞくですよね!イラストはエンディングのイラストに近づけてみました!
シャミ子、基本は敬語ですけど、重要な場面で突然思い出したようにまぞくっぽい話し方にになるのがとてつもなくかわいくないですか!敬語が普段出ちゃってるので、基本はいい子なのがにじみ出てますよね!家庭的だし!桃が好きになっちゃうのも頷けます!
魔法少女とまぞく、敵対(?)しているはずの相手でもなんだかんだ助けようとして奔走するシャミ子は、まぞくというよりは天使のような心の持ち主なのかもしれません!まぁまちカドまぞくの物語の中でのまぞくって、悪いことをするのを目的にしているという感じではないので、そういう子がいてもおかしくないのかもしれませんね!
桃との絡みもいいですよね!桃が冷静にシャミ子のあたふたしているところをツッコんで(?)くすっとさせてくれる場面が多いです。キャラクター単体だとシャミ子が一番好きですが、ペアだとシャミ子と桃の関係、とても好きです!
「まちカドまぞく」はこんな人におすすめ
- かわいいまぞく・魔法少女が見たい方
- 作品について考察したい方
- シャミ子を見守りたい、桃のような心の持ち主の方(??)
風の噂で、原作が不穏な空気になっているというのを見ました・・・。原作めちゃくちゃ気になる・・・。ちょっとずつ追おうかな!
きらら系の作品は、少年漫画のように熱い「ぼっち・ざ・ろっく!」やまさかのゾンビパニックで意表を突く「がっこうぐらし!」のように、時々トリッキーな作品が生まれますね。オーソドックスなかわいい女の子を眺める作品も大好きですが、こういう作品も考察がはかどる!面白い!
さいごに
ご一読いただきありがとうございました!
今後も様々な作品のレビューをしてまいりますので、次回もよろしくお願いいたします!
今回紹介した「まちカドまぞく」は、以下から視聴可能ですので、ぜひ皆様も一度ご覧ください!
3期早く来ないかなぁ・・・不穏をこの目で確かめたい・・・。