春ちゃん・・・「うたの☆プリンスさまっ♪」シリーズレビュー

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皆様こんにちは！アニオタです。本日は、2011年からシリーズが長く続いておりますブロッコリー原作の「うたの☆プリンスさまっ♪」のレビューをいたします！
ネタバレもあります！最後までぜひ読んでいってください！

「うたの☆プリンスさまっ♪」シリーズのあらすじ

作曲家志望の少女・七海春歌は、アーティストを育成する芸能専門学校「早乙女学園」に競争率200倍の超難関を突破して入学した。そして学園の慣習に従い、アイドル志望の男子1人とパートナーを組み、卒業式に行われる「シャイニング事務所新人発掘オーディション」合格に向けて、パートナーに優勝の栄誉をもたらす楽曲を作るべく、1年間の学園生活を送ることにした。
Wikipediaより引用

「うたの☆プリンスさまっ♪」シリーズの感想

今回は、現在視聴可能なアニメシリーズそれぞれについて感想を書いていこうと思います！
個人的に主人公の七海春歌ちゃん（以下春ちゃん）が好きでしたので主にこの子に着目して書いていこうと思います！

うたの☆プリンスさまっ♪ マジLOVE1000%

第一作のマジLOVE1000％は、主人公の春ちゃんが早乙女学園に入学し、後にST☆RISHとしてグループを組むことになる一十木音也、聖川真斗、四ノ宮那月、一ノ瀬トキヤ、神宮寺レン、来栖翔等との学園生活が描かれています。

こちらはかっこいい男の子たちを取り上げつつも、春ちゃんの作曲家としての歩みを良く描いていたと思います。ST☆RISHになるメンバーの方々に支えられながら、ピアノが怖くて弾けない状態から、努力で作曲テストで1位をとるほどの成長を遂げました。楽譜読めないで入学できたって、もとの段階でどれだけ才能があったんだとも思いつつ・・・。

マジLOVE1000%では一ノ瀬トキヤがすごくピックアップされて描かれていたので、なんとなくほかのキャラクターは外見だけで好きになるかどうかって感じがありました。神宮寺レンとか、今でこそ面倒見のいいお兄さんっぽい印象もありますがマジLOVE1000%だけだとキザキャラが際立ってるなぁという印象でしたね。愛島セシルも幻想的なキャラクターって感じだったなぁ（遠い目）。

このころはライブシーンも作画で表現されていたのですが、動きもきれいでしたね！空耳流行ってたなぁ。

うたの☆プリンスさまっ♪ マジLOVE2000%

第二作はST☆RISHのメンバーが学園を卒業して、シャイニング事務所のマスターコースへ入所するところからスタートします。

マジLOVE2000%では春ちゃんはマジLOVE1000%を超えるための作曲に苦悩しておりました。安定するっていうのは比較的簡単なのかもしれませんが、どんどん成長して新しいものを作っていくって大変なことです。ストーリーのメインは男の子たちに移りつつも、春ちゃんの悩みもバランスよく描かれていてよかったです。

マジLOVE2000%で、やっとST☆RISHのメンバー全員が深掘りされたような気がしました！アニメって12・13話くらいですべてをまとめなければならないので、キャラクターが多いと個性を表現するのが難しいんですよね。むしろマジLOVE1000%でメインになっていた一ノ瀬トキヤは少し抑えめ？でもバランスが取れてよかったと思います。

マジLOVE2000%ではQUARTET NIGHTの寿嶺二、黒崎蘭丸、美風藍、カミュが各ST☆RISHメンバーのサポート（？）に入るとともに、マジLOVE1000%で少しだけ登場していた愛島セシルがメインキャラクターとして登場します。なんかファンタジーのキャラクターみたいな感じだったのに、普通の人間になったんだなぁ・・・って謎にしみじみしちゃいましたね。不思議キャラかと思ったけど、どちらかというとボケ担当ですね！

うたの☆プリンスさまっ♪ マジLOVEレボリューションズ

ここまで来ますと、そろそろ春ちゃんの影が薄くなっていきます・・・。ST☆RISHよりは、QUARTET NIGHTの4人のキャラクター性が描かれるターンです。

いや・・・美風藍・・・！！！ロボットなのにだいぶ衝撃を受けました・・・ただの分析オタクだと思ってたよ・・・。

個人主義だったQUARTET NIGHTが、SSSのオープニングアーティスト選考ライブに向けて、さらに高みを目指すために団結していきます。

春ちゃん、仕事なのはわかりますがST☆RISH以外もなんの抵抗もなく曲提供してて芯が失われ始めている・・・。

ここら辺から、歌唱シーンの概念空間描写が結構多めになってきて少し笑ってしまいました。ファンの方々本当にすみません。

エンディングの映像、CGが部分的に採用されているのを見て技術の進歩を感じました！

うたの☆プリンスさまっ♪ マジLOVEレジェンドスター

お分かりと思いますが、もう春ちゃんはほぼ物言わぬ名曲生産マシーンと化しています。いるけどいないくらいの存在に・・・。

SSSのオープニングアーティスト選考ライブで突如乱入してきたHE★VENSのメンバーとST☆RISHのメンバーがペアを組んで色々なプロジェクトに取り組んでいきます。

HE★VENSの変態（勝手に言ってる）こと鳳瑛一が一十木音也を闇落ちさせてたのは衝撃を受けました・・・。あれはあれで自分の新たな面を発掘できて良かったのかもしれないですけど、なんとなくST☆RISHにはかっこいい、明るい曲を歌っていてほしいなという気持ちもありましたね。歌い直しとかないんやな・・・。でもあの一件でST☆RISHがより団結したので鳳瑛一はいい仕事したのかも・・・？

劇場版うたの☆プリンスさまっ♪ マジLOVEキングダム

SSSの決戦ライブで優勝したST☆RISHの提案で、ST☆RISH、QUARTET NIGHT、HE★VENS、3グループの合同ライブの映像作品です。春ちゃん・・・。

家で動画配信されているものを一人で見たのですが、これはうたプリのファンの友達とかと一緒にワイワイ見る方が楽しい作品だと思います。上映頃、応援上映が広まりつつある時期だったのでこちらも劇場で声を出して視聴できたみたいですね。アイドルライブのライブビューイングとほとんど変わらないと思います。

HE★VENSは別事務所で最初は敵みたいな感じだったと思うのですが、めっちゃ仲いいな・・・。変なギスギスはせず、明るい夢のような空間を提供するお客さんファーストなアイドルの鑑やな・・・。なかなか見ることのない組み合わせでの歌は見ごたえありました！

ここらへんになりますとCGのクオリティがめちゃくちゃ上がってて、途中作画をはさみつつもダンスシーンはほぼCGになります。モーションキャプチャーとかはしてないかもですが、動きがリアルで素晴らしいですね！

うたの☆プリンスさまっ♪ マジLOVEスターリッシュツアーズ〜旅の始まり〜

ハルチャン・・・。

マジLOVEキングダムを経て、今後の方針を決めあぐねているST☆RISHのメンバー。みんな揃ってお休みになったので、久しぶりのみんな揃っての外出です。

なんか勝手にどこかで迷って森で野宿するのかと思ってたのですがさすがにアイドルの体裁は保たれた・・・（そもそもそんな気配全くなかった）。

久しぶりに一緒に過ごすことで、離れている間のお互いの成長を確認して、改めてST☆RISHサイコー！ってなるメンバー。

グランピングであの火おこしは絶対ない・・・もう少し周りを見ましょうね・・・！

劇場版うたの☆プリンスさまっ♪ マジLOVEスターリッシュツアーズ

ハル・・・チャ・・・。

ST☆RISHメンバーの単独ライブの映像が、臨場感たっぷりで描かれております。

フルCGですよ！！ちょっと前まではCGって角度によっては微妙だな・・・ってイメージがあったのですが、もう作画と遜色ない造形とクオリティですね！ソロ曲歌っているの見ると、初期を考えるとみんなそれぞれの個性も活かせてて成長したなぁ・・・っておじさんおばさん感覚になっちゃいますね。

バージョン違いで二種類あるのですが、曲とかは変わらないので、お好きな方をどうぞ！

1番好きなキャラクターは・・・ハルチャ・・・

一番好きなのは春ちゃんだと思うんですけど、途中で出番がなくなってしまったので・・・ST☆RISHのメンバーだと、四ノ宮那月、来栖翔ペアが比較的好きかもと思い描いてみました！自分もかわいいもの好きですからね！四ノ宮那月には共感が持てます。春ちゃんの自我があった2000％の衣装にしてみました！

描いたのは二人だけですが、精神がおじおば、じじばばみたいな感じなので、みんな成長したなぁ・・・みたいな変な視点から見ちゃいました。キャラクターの努力が感じられる作品は須くいいものが多いなと感じます。

アイドル系の作品って、全然違いますが「アイカツ」とか「プリパラ」とかしかちゃんと見たことなかったのですが、対象年齢が上がっても、見てる人に夢を与えてくれる存在なんだなぁ。ここに関しては、3次元でも2次元でも違いがない気がします。

でもやっぱり春ちゃんの扱いがなんとも言えなかったなぁ・・・。乙女ゲームの主人公キャラクターって、個性が出すぎちゃうと視聴者が同一視するのも難しいし、男の子たちを見たいだけだったとしても邪魔になっちゃうものなのかもしれないですね・・・。ゲームだとまだ主人公の行動に自分の意思が反映できるのでいいかもですが、アニメは1ルートしかありませんしね。難しい・・・。

「うたの☆プリンスさまっ♪」シリーズはこんな人におすすめ

アイドル系の作品が好きな方
かっこいい男の子を見たい方
長くシリーズが続いている作品をお探しの方

いやぁ、一週間弱で全部見切ったのですが結構大変でした・・・。でもその分達成感もありまし、見る価値ありました！こんな時間制限ある人そうそういないですからね！笑
最後の「劇場版うたの☆プリンスさまっ♪ マジLOVEスターリッシュツアーズ」は今劇場で再上映しているところもちらほらありますので、気になった方は劇場でぜひ！