皆様こんにちは!アニオタです。本日は、2020年に放送された、山口悟原作の「乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…」のレビューをいたします!
ネタバレもあります!最後までぜひ読んでいってください!
「乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…」のあらすじ
剣と魔法の中世ヨーロッパ風のとある世界。クラエス公爵家の一人娘で8歳になるカタリナ・クラエスは、その家柄と親の溺愛から我儘かつ高慢な性格であった。ある日、父に連れられ王宮を訪れた際、同い年で整った顔立ちの第三王子ジオルド・スティアートに一目惚れし、彼にベタベタと付きまとうが、その際に転倒して額を強打する。その瞬間、カタリナは前世の記憶が蘇り、自分が高校時代に交通事故で亡くなったオタク女子高生であると知る。さらには、この世界が、事故死の遠因となった乙女ゲーム『FORTUNE・LOVER』の世界かつ、自分が転生したカタリナはゲームの敵役である悪役令嬢だと気づく。ゲームのカタリナはジオルドの婚約者で、主人公を邪魔する存在であり、最終的に「国外追放」か最悪「死亡」する結末であった。ゲームの舞台は7年後の魔法学園であるものの、今世こそ穏やかな老後を送りたいカタリナは破滅エンドを回避するため行動を起こし始める。ところがゲームの設定通りにジオルドの婚約者となってしまい、さらには攻略対象の義弟キース、ジオルドの双子の弟アラン、宰相の息子ニコルと意図せず知り合い、仲を深めていき、ゲームの(主人公の)ライバルキャラクターであるメアリやソフィアとも親友の間柄となっていく。それはますますゲームの設定をなぞり、「破滅フラグ」が立って危機に陥っているとカタリナは焦るが、既にゲームのカタリナとは異なり、心優しく気さくで朗らかな性格によって周りに好かれる「天性の人タラシ」で、さらにトラウマやコンプレックスを抱えていた彼ら彼女らをより良い方向に導き、恋慕される存在になっていると気づかない。そして15歳になり、ゲームの舞台となる魔法学校に入学することになる。ゲームの主人公である平民出身だが希少な光の魔力の所持者で才能ある美少女マリア・キャンベルの登場と、彼女と攻略対象キャラクターとの恋愛の進展に戦々恐々とするカタリナであったが、むしろゲーム上ではカタリナが行うマリアへのイジメを自分が救い、彼女の良き理解者となる。仕舞にはマリアからも慕われ、ゲームのメイン登場人物全員から恋愛感情を抱かれてアプローチを受ける存在になってしまうが、やはりまったく自覚がなく、破滅フラグを恐れながらの学園生活を過ごしていく。
Wikipediaより引用
原作について
原作は 山口悟先生が小説投稿サイト「小説家になろう」にて連載している小説です。なろう系(と呼んでいいのか?)のなかでも、悪役令嬢というジャンルの代表作品ですね!
最近は毎クール1作品くらいはなろう発のものがありますよね!小説を気軽に公開できる、良い時代になったなぁ・・・。
こういうサイトやSNSができる前って、頑張って自分でホームページを立ち上げたり、正攻法としては書いた作品を出版社に見てもらったり大賞とかに送ったり、読者に見てもらうまでのハードルがめちゃ無茶高かったですよね。
作品のクオリティはまぁ千差万別あるにしても、とりあえず見てもらうというのは、書き手としてはとてもいいことだと思うんです。友達に読んでもらって感想もらうっていうのも限界ありますしね。読んでもらって感想をもらうことで自分で再校正・または次の作品に生かしたりできるのが本当に良いですね!単純に楽しかったという感想も励みになると思いますし。
これだけなろうについて言及しましたが、今回紹介する「乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…」に最初に出会ったのはコミックスです!原作の書籍のイラストレーターさんがそのままコミックスも担当しているので違和感を感じずに読むことができるんです!コミックスを読んでから原作の書籍も読みました!
もし少しだけ気になっている方がいらっしゃいましたら、いったんコミックスを読んでみるのもいいかなと思いました!
「乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…」の感想(ネタバレあり)
知らず知らずにハーレム状態
主人公のカタリナ・クラエスは前世の記憶があり、転生した世界が前世でプレイした乙女ゲームの世界だと気づきます。ゲームでのストーリーだとカタリナはいわゆる悪役令嬢で、ルートによっては国外追放などの破滅フラグが待っていました。
・・・と、ゲーム上ではこんな設定なのですが、カタリナちゃんの持ち前の前向きさ・素直さ・やさしさでゲームの攻略対象はもちろん、ライバル(になるはずだったキャラクター)やゲームの主人公すらも虜にしてしまいます。
この状況だけ聞くとなんとなくご都合主義っぽいのですが、意外と納得できる内容なんですよね。先にキャラクターの裏側を把握してるっていうのもあるのですが。カタリナちゃん、悪役令嬢(という立場)ですが、中身に全く悪意がないんです。しかも無意識に誰かを傷つけるとかもなく、何ならどんどん周りの人の心を救っていきます。こんな子が周りにいたら、そりゃ好きになっちゃいますよ!ハーレム状態も納得!
カタリナの明後日の方向の努力も魅力の一部
国外追放になる可能性を考えて農業をし始めたり、ジオルドにやられないために蛇のおもちゃを作ったり・・・。普通に考えたらそっちに行かないだろう!という努力もしちゃうカタリナちゃん。完全に天然が入ってますが、こういうところもハーレム状態を作っている魅力ですよね。
正直に言いますと、「なろう系」って少し穿った見方をしていたのですが(本当に失礼)、普通に面白くて放送当時は何周も何周も見ちゃってました笑。先ほども言いましたが、ただのご都合主義というわけじゃなくて、ちゃんとカタリナちゃんに魅力があるんですよね!小説も今でもちゃんと続き追っておりますので!完結まで読むぞ!
最終的にはゲームの主人公のようなルートに
今回紹介している1期ではシリウスがラスボス?みたいな感じなのですが、本来はゲームの主人公であるマリアが闇の魔力を持つシリウスの心を救うはずでした。ですが結果的にはカタリナちゃんがそのポジションに収まっています。
マリアは光の魔力もありなんとなく安心感ありますが、カタリナちゃん・・・!土ボコしかできないじゃないか・・・!大丈夫なのか・・・!?ってハラハラしましたね!最終的には平和に収まって本当に良かった!
不思議な力がある世界観だと、なんとなくその力に頼ってしまい、その力の優劣が身分に繁栄されがちですが、心が優しいって、立派な力なんだなぁと改めて思わされましたね!自分もできる限りまっすぐな性格になりたいです・・・陰キャのコミュ障だけど。
一番好きなキャラクターは「カタリナ・クラエス」
一番好きなキャラクターは、やっぱり「カタリナ・クラエス」ちゃんですね!本当に魅力がいっぱいなんですよ!
個人的には乙女で少女漫画な、恋愛至上主義っぽいキャラクターってそんなに好きじゃないのですが、カタリナちゃんはハーレムの中でも全然恋愛に興味ないんですよ!もう本当にすがすがしい!こういう子が好きです!!本当に!!!(強めの意思)
でもロマンス小説は好きなんですよね。現実と創作は完全に切り離してるような感じですかね。こういうところもすごく好きです!なんか安心感があります・・・。幼少期オタクだと、なんかこう・・・ごっことかやったり、現実と創作の区別があいまいになりやすいじゃないですか・・・(遠い目)。古のオタクが黒歴史を掘り返さなくて済みます・・・。
先述しましたが、中身もまっすぐで、周りのキャラクターたちが好きになっちゃうのも納得できます。幼少期の、仲を深めていっている過程の話がお気に入りです。夏目漱石の「こころ」も、教科書に載ってるところあたりではなくて主人公とおかみさんと娘さんが仲良くなっていっているところあたりが好きな人間です。
すごい脱線しましたが、同性にも好かれるのは本当にいい子だと思います。これは経験則的にそう思います!
「乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…」はこんな人におすすめ!
- 乙女ゲームが好きな方
- 悪役令嬢ものが好きな方
- 少女漫画が好きな方
カタリナちゃんは恋愛感情ほぼ0ですが、周りはちゃんと好きで少女漫画っぽさはあると思いますので、そういうのが好きな方はちょっと注意かもしれないです。でもくっつく離れるはないので軽ーく見ることができると思いますよ!
2期もあるし、映画も決定したらしいのでそちらもどうぞ!
さいごに
ご一読いただきありがとうございました!
今後も様々な作品のレビューをしてまいりますので、次回もよろしくお願いいたします!
今回紹介した「乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…」は、以下から視聴可能ですので、ぜひ皆様も一度ご覧ください!